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「終わったのね」
不意に、背後から声がした。
―気配に全く気づけなかった・・・
振り向くと、そこには70代とは思えない美貌を持ち合わせた綺麗な貴婦人がたっていた。
「おばあちゃん!!」
「何度も言ってるでしょ。おばあ様とお呼びなさい」
流暢なフランス語でそう語る婦人。彼女は窓辺に立って星を眺めていた希羅の隣へと優雅に歩いてきた。
「懐かしいわねぇ・・・」
「おばあちゃん・・・じゃなくて、おばあ様ももちろんこの家の人だから、昔は戦ってたのよね?」はっと思い出して希羅は聞いてみた。「どんな人だったの?」
大きなフランス窓に少し身を乗り出すようにして、貴婦人は星を見つめた。「強い人だったわ。そして・・・かっこよかった」
「かっこいい・・・?」
婦人は星を見つめたまま、少女に語りかけた。
「そうねぇ。私の年は境年といってね。ちょっと月光家にとって不利な年だったの。100年に一人くらいの割合で、月光家と星光家のどちらかが不利になることがあるのよ。」
婦人が一息入れたのを見計らって希羅は尋ねた「不利って?」
「私は女性でしょ。でも、星光家は男性だった」
希羅は、はるか昔に習ったことを思い出した。
―月光と星光は代々同じ年に女子しか生まない。
希羅とあきらがいい例だ。
しかし、今おばあ様がいってることは・・・「異常だった」
ぼそっと、希羅がつぶやいた。
「そうね・・・簡単に言えば異常な年だったのよ。本当に・・・強い人だったわ」
ふと隣をみると、さっきまでこちらを向いていた婦人は星をみていた。
「でも、おばあ様は負けなかったのね」
希羅も一緒になって星をみて言った。
「結果論としては。でも、自分に負けたわ」
自分に・・・?
「自分に・・・負けたの」
意味深なその言葉に、希羅は何も言うことができなかった。
「さて。そろそろ特訓の時間じゃないのかしら。こんなとこにいていいの?」
「あっ、そうだった。行って来ます。私の相手はボウガンを必殺技にしてるから、それに対応できるようにがんばらなきゃ」
そのとき、ずっと老人が演じ続けてきた“貴婦人”の仮面が一度だけ剥げたことを、希羅は気づかなかった。
「そう。いってらっしゃい。次の戦いはすぐそこよ」
希羅はもう一度別れの言葉を丁寧にいい、ドアに向かって走って行った。
大きな、大きなフランス窓の外にある星々をのうちのたった一つだけを見つめて老人は言った。
「ボウガンを使った技・・・」
どーもっ夢妃です。
どぉなっちゃうのかな?この小説っ!!
次回の展開に期待ですねー♪
全くの相談なしで書いているので、私もマトのを読むのがすごく楽しみになっていますw
がんばだーっ
不意に、背後から声がした。
―気配に全く気づけなかった・・・
振り向くと、そこには70代とは思えない美貌を持ち合わせた綺麗な貴婦人がたっていた。
「おばあちゃん!!」
「何度も言ってるでしょ。おばあ様とお呼びなさい」
流暢なフランス語でそう語る婦人。彼女は窓辺に立って星を眺めていた希羅の隣へと優雅に歩いてきた。
「懐かしいわねぇ・・・」
「おばあちゃん・・・じゃなくて、おばあ様ももちろんこの家の人だから、昔は戦ってたのよね?」はっと思い出して希羅は聞いてみた。「どんな人だったの?」
大きなフランス窓に少し身を乗り出すようにして、貴婦人は星を見つめた。「強い人だったわ。そして・・・かっこよかった」
「かっこいい・・・?」
婦人は星を見つめたまま、少女に語りかけた。
「そうねぇ。私の年は境年といってね。ちょっと月光家にとって不利な年だったの。100年に一人くらいの割合で、月光家と星光家のどちらかが不利になることがあるのよ。」
婦人が一息入れたのを見計らって希羅は尋ねた「不利って?」
「私は女性でしょ。でも、星光家は男性だった」
希羅は、はるか昔に習ったことを思い出した。
―月光と星光は代々同じ年に女子しか生まない。
希羅とあきらがいい例だ。
しかし、今おばあ様がいってることは・・・「異常だった」
ぼそっと、希羅がつぶやいた。
「そうね・・・簡単に言えば異常な年だったのよ。本当に・・・強い人だったわ」
ふと隣をみると、さっきまでこちらを向いていた婦人は星をみていた。
「でも、おばあ様は負けなかったのね」
希羅も一緒になって星をみて言った。
「結果論としては。でも、自分に負けたわ」
自分に・・・?
「自分に・・・負けたの」
意味深なその言葉に、希羅は何も言うことができなかった。
「さて。そろそろ特訓の時間じゃないのかしら。こんなとこにいていいの?」
「あっ、そうだった。行って来ます。私の相手はボウガンを必殺技にしてるから、それに対応できるようにがんばらなきゃ」
そのとき、ずっと老人が演じ続けてきた“貴婦人”の仮面が一度だけ剥げたことを、希羅は気づかなかった。
「そう。いってらっしゃい。次の戦いはすぐそこよ」
希羅はもう一度別れの言葉を丁寧にいい、ドアに向かって走って行った。
大きな、大きなフランス窓の外にある星々をのうちのたった一つだけを見つめて老人は言った。
「ボウガンを使った技・・・」
どーもっ夢妃です。
どぉなっちゃうのかな?この小説っ!!
次回の展開に期待ですねー♪
全くの相談なしで書いているので、私もマトのを読むのがすごく楽しみになっていますw
がんばだーっ
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Comment
any...
夢妃の文すごいっ!
もう夢妃が単独で書いちゃえばいいんじゃないかなっ((笑
がんばるよ!
もう夢妃が単独で書いちゃえばいいんじゃないかなっ((笑
がんばるよ!
ほっ!?
ぬぉ~っ??
どこがですかっ!?
マトのほうが全然イイ!!
こんなのでごめんね・・・ww
ちょっと、アガサを見習ったというか、背伸びしすぎちゃったぜはっはーっというか・・・ww
難しくしちゃったけど、がんばだーww
どこがですかっ!?
マトのほうが全然イイ!!
こんなのでごめんね・・・ww
ちょっと、アガサを見習ったというか、背伸びしすぎちゃったぜはっはーっというか・・・ww
難しくしちゃったけど、がんばだーww
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プロフィール
HN:
夢妃 マト
性別:
女性
自己紹介:
☆夢妃
中学2年
部活はオケで、トランペットやってます。
ミュージカルとか、多数出演。HIPHOPもやってます。
受験がない私ですが、日々一生懸命勉学に励んでおりますw
☆マト
公立中学2年
吹奏楽部でフルート吹いてます
来年は受験生!
パニックを起こしやすいので
今からコツコツがんばってます
中学2年
部活はオケで、トランペットやってます。
ミュージカルとか、多数出演。HIPHOPもやってます。
受験がない私ですが、日々一生懸命勉学に励んでおりますw
☆マト
公立中学2年
吹奏楽部でフルート吹いてます
来年は受験生!
パニックを起こしやすいので
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